2023年度 卒業研究 A


研究テーマ

テーマ:座圧センサを利用 したゲームプレイによる疲労分析
担当:荻原諒(学部4年)
概要:
本研究では,座圧センサを利用して, ゲームプレイにおける疲労状態の分析を行う.研究の動機は,ゲームプレイ中に感じる疲労がゲーム機や ゲームのジャンルによって違うように感じたからである.座圧センサシートを使用し,座圧の重心座標の変 化を見ることで,着席者の疲労の状態を計測することが可能である1).本研究では,1時間のゲームプレ イでの疲労で体の重心がどれだけ動いてしまっているのか,またゲーム機やゲームのジャンルの違いによっ てどのような違いがでるのかを分析した.測定には座圧センサシートSRソフトビジョンを用いて行い,1 時間のデータを1分ごとに標準偏差を出してグラフ化し,それぞれの違いを分析した.




テーマ:深度センサを利用 した3Dマップの作成とバーチャル研究室の試作
担当:角野幸助(学部4年)
概要:
深度センサが搭載されたスマートフォン の登場により,深度センサを使用する難易度が下がっている状況にある.本研究では,深度センサを利用し て,3Dモデル化することで,仮想空間に現実の環境と同じ空間を再現することを目的とする.本研究で は,iPhone 12 proに搭載された深度センサを利用して,研究室内をスキャンし,作成したモデルをUnity内に展開することで,どの程度のレベルで現実環境の再現か可 能であるかを確認した.また,関連研究として,深度センサを利用した応用事例を調査した.




テーマ:後方映像を確認で きるドラレコの検討
担当:杉田隆貴(学部4年)
概要:
昨今,自動車による事故が大変多くなっ てきており,ドライブレコーダー(以下,ドラレコ)搭載車が莫大的に増えた.ドラレコは事故やトラブル の際の記録映像としれ利用されるため,車内からの映像を記録するものとなっている.本研究では,自車の 後方映像について着目する.ドラレコは車内に搭載するため,自分の車を後方から見た映像を記録すること ができない.しかしながら,自分の後ろからの運転の映像を見て学べる事があるのではないかと考える.本 研究では,自車の後方映像について議論し,どのような方法によって,後方映像の記録が可能となるかを検 討した.




テーマ:深層強化学習によ るFXの最適化に関する研究
担当:諏訪航平(学部4年)
概要:
投資銀行や証券会社などにおいて, 様々な金融商品の取引が行われているが, 近年では, 自動化が進み,AIがこれを担っているといえる. 今回は, 比較的情報の入手がしやすい外国為替取引(FX)の自動化, そして, 利益の最大化を目指すにあたり, サンプルコードを活用しながらプログラムの制作を進めた.




テーマ:サブスクライブに おける調査研究
担当: 西川雄貴(学部4年)
概要:
現代日本では多くのサービスがサブスク ライブ化され,人々に利用されている.利用する以前に比べ,生活の便利さが格段に上がったと実感できる 場合もある.本研究では,サブスクライブに関するアンケートを実施し,今後どういったサービスやコンテ ンツが利用者に求められていくのかを明らかにすることを目的とする.本研究では,実施されているサブス クライブのサービスについて調査を行なった.それに基づいて,実施するアンケートの内容を検討した.さ らに,サブスクライブに関する関連研究の調査を行なった.



テーマ:生体計測アプリを 利用したストレス状態の計測
担当:古瀬深史(学部4年)
概要:
現在,スマートフォンやスマートウォッ チにより,様々な生体関連のデータを収集し,エクササイズや健康状態の維持に利用できるアプリケーショ ンが存在する.本研究では,脈拍数を元にストレス状態を計測することのできるスマートフォンのアプリを 利用して,ストレス状態の計測実験を行い,そのストレス状態の正確性の調査を行った.



テーマ:サッカー個人デー タベースの構築
担当:町田光(学部4年)
概要:
現在スポーツのデータ収集技術は向上 し, それらのデータは一般に公開されている. それらのデータを使って様々なデータ解析, システム開発が可能になっていると考えられる. 本研究では,一般に公開されている全世界の様々なスポーツ選手のデータを閲覧可能なSofascoreの情報を利用し,選手を評価するための「サッカー個 人データベース」の構築を行った.



テーマ:心拍データを利用 した感情に関する研究
担当:SHEN YIFAN(学部4年)
概要:
近年,コロナや経済情勢など様々な要因 により,人々の心情は大きな影響を受けている.本研究では,人々の心理状態をよりよく把握するために, 人々の心拍データを利用することによって,人々の感情を分析し,判断することを目的としている.本研究 では,心拍データから得られるLF/HFに着目した. LF/HFとはLF(低周波)とHF(高周波)のパワーの比率であり,交感神経と副交感神経の全体のバランスを表す指標であり,値が大きいほど,ストレス 状態を意味する.本研究では,3つの感情の状態の分析を実施した.



テーマ:加速度に着目した 路面状態分析に関する研究
担当:ZHANG JIAHAO(学部4年)
概要:
一般道路では毎日数え切れないほど車が 走っている.走行中の車内に快適な環境を作るためには,座席の材質,車のサスペンション,路面状態など の要素がある.本研究では,特に路面状態じ着目して,車内に搭載した加速度センサを利用することで,走 行時の路面状態の計測がどの程度可能であるかを実験的に分析することを目的とする.実際の道路でのデー タを収集し,分析を行なった.



テーマ:Open-CV AIカメラ画像を活用した家庭菜園管理システム
担当:BOBURKHONOV ASLIDDIN(学部4年)
概要:
家庭菜園は,食品の自給自足や持続可能 な食料生産を促進するための重要な手段として注目されている.しかし,多くの人々にとって,適切な育成 条件や管理方法を把握することは難しいことが現状の課題である.さらに,忙しい現代の生活スタイルで は,菜園の効率的な管理や継続的な監視に十分な時間やリソースを割くことが難しい場合もある.本研究で は,人工知能(以下,AI)を活用した家庭菜園管理システムの開発に取り組む.AIは土壌の湿度,温 度,光量,栄養状態などのさまざまなデータを収集し,AIで学習する.土壌の湿度や温度などが変化した 場合,システムが水や肥料の供給を調整したり,光量を調節したりすることができる.本研究では,家庭菜 園管理システムを実現するためのデータ収集を行なった.枝豆を対象として,約4ヶ月間の生育データの収 集を行なった.



テーマ:映画コンテンツ推 奨システムに関する研究
担当:RUMON MD(学部4年)
概要:
推薦システムは,データを使用して,指 数関数的に増加する選択肢の中からユーザが探しているものを予測,絞り込み,検索するシステムである. つまり,推薦システムは,データセットに基づいて,本,映画,音楽などの,特定のリソースをユーザに提 案するシステムである.映画レコメンデーションシステムは,何らかのデータセットに基づいてユーザに映 画の提案を提供するシステムである.ユーザの好みや興味など,以前に高く評価した映画の属性に基づいて 映画を提案し,ユーザがどの映画を好むかを予測する.このような推奨システムは,大量のデータを収集 し,可能な限り最良の提案を効果的に提供するサービスにとって有益である.本研究ではコンテンツベース のフィルタリングシステム手法を用いて,5000本の映画のデータセットを利用した映画コンテンツ推奨 システムを試作した.さらに推薦システムに関する関連研究の調査を実施した.




テーマ:IoTデバイスに よる環境測定と管理に関する研究
担当:内山 翔太(学部4年)
概要:
日本政府は2010年,2050年まで にCO₂の排出量を実質的にゼロにする,カーボンニュートラルを目指すことを宣言した.そこで,本研究 ではカーボンニュートラルを達成するために,湿度や温度などを測定できるセンサをシングルボードコン ピュータであるRaspberry Piに接続して環境の状態を測定,管理する手法を提案する.提案手法を用いることで快適性の維持と消費エネルギー量削減を両立させることを目標とする.ま た,関連研究としてウェアラブルセンサとサーモグラフィを併用した温熱快適度推定法の検討と個人の温熱 環境嗜好を考慮した空調制御手法の構築と実証について調査を行った.



テーマ:運転時における眼 球運動解析に関する研究
担当:JAGAT THAKULLA(学部4年)
概要:
本研究では,人間が運転時にどのような ことに気を付ければ,運転が上手くなれるか,あるいは事故防止できるのかについて,運転者の視線に着目 して解析を行なった.実際の運転時のデータを視線センサ使って収集し,初心者と熟練者の運転データを比 べて考察を行った.また,運転時の視線解析に関する関連研究の調査を行なった.



テーマ:ラジコンカーにおけるVRコックピットの制作
担当:青木凌成(学部4年)
概要:
本研究の目的は,ラジコンカーの新たな 操縦環境として,360度カメラやVRを利用したVRコックピットの設計である.本稿では,本研究に関 連するラジコンカーの遠隔操縦に関する研究や,遠隔操作ロボットについての研究を調査した.そして,本 研究を実現するシステムの構成を設計した.





inserted by FC2 system