研究テーマ
テーマ：ウェブを利用した校内競技大会のためのスケジュール作成・管理システムの設計
担当：佐藤可奈（本科5年）
概要：
本
研究では，学校等で行われる競技大会や球技大会を対象として，競技のスケジュール作成や進行状況の管理を行うシステムの設計を行う．学校等で行われる競技
大会では，クラス毎で参加し，様々な競技が並行的に実施される場合が多い．そのため，同じクラスが同時に複数の競技に参加しなければならないことや，複数
の場所で実施されるため，各競技の結果や状況を把握するのが困難な場合がある．本研究では，ウェブを利用したシステムにより，各競技の状況をリアルタイム
に把握できるシステムを設計する．さらに，スケジュール作成において，同じクラスで競技が重複しないように調整できるような機能を実装する．
テーマ：生体センサを利用した被験者の心的状態の把握に関する研究
担当：佐藤克（本科5年）
概要：
本
研究では，簡易型の脳波センサや，心拍センサ，発汗センサなどを利用して，被験者の集中状態やリラックス状態，緊張状態や疲労状態などの，心的状態の把握
を行う．授業中やレポート作業，または携帯ゲームなど，心的負荷の異なるタスクに対して解析を行い，どのようなセンサによって，どのような状態を把握可能
であるかを明らかにする．
テーマ：ヘッドマウントディスプレイを利用したドローン操縦環境の構築
担当：土田護（本科5年）
概要：
本研究では，ヘッドマウントディスプレイを利用したドローンの操作環境を構築する．ド
ローンの操縦はタブレット端末やプロポによる操作が一般的であり，ドローン本体の状態を目視により確認したり，ドローンのカメラの映像をタブレット端末上
で確認したりして操縦する．本研究では，カメラの映像をヘッドマウントディスプレイに表示し，さらに，ヘッドマウントディスプレイに搭載されたジャイロセ
ンサーによりカメラの角度やドローンの方向を制御する．これによって，あたかもドローンに搭乗しているかのような，より臨場感のある操作を実現する．
テーマ：情報教育のためのUSB端末を利用したシンクライアント環境の設計
担当：若松健太（本科5年）
概要：
本研究では，USB端末を利用したシンクライアント環境の設計を行う．一般的なシンク
ライアント環境において，ユーザーが使うクライアント端末はハードディスクを持たず，OSなどの必要なソフトウエアはサーバから配信される．そのため，
サーバのみを管理するだけで，数多くの端末を管理することができるメリットがある．しかし，高性能なサーバが必要であり，また，サーバ管理といった専門的
な知識も必要となる．本研究では，USB端末を介してOSなどの必要なソフトウエアを配信するおといった，サーバを必要としないシンクライアント環境を設
計する．そして，高等教育における情報教育に対して，管理や運用の面から，メリットやデメリットを検証する．
テーマ：簡易脳波センサを利用したルーティーンにおける集中度の解析
担当：庄司尚矢（専攻科1年）
概要：
本
研究では，簡易型脳波センサを利用してルーティーン時の集中度の解析を行った．ルーティーンとは，スポーツ等においてある決まった動作を行うことで緊張を
取り除き，集中を上げる目的で行われる．本研究では，ダーツを対象に実験を行った．その結果，ルーティーンによって，リリース前の集中度が一定化する現象
が確認された．ルーティーンとこの集中度の一定化は密接に関係しており，集中度が一定化すると良いパフォーマンスが得られるものと考えられる．
テーマ：座圧センサによる着席者の姿勢変化に関する研究
担当：茂林真羽（専攻科1年）
概要：
一
般的に，座ったときの姿勢は，その人の性格や疲労の状態，集中の状態などを反映するものであり，着席時の利用者の状態を把握するこ
とで，その利用者の状況に合わせたサービスの実現が可能となる．本研究では，座面に搭載された圧力センサを利用することで，着席者の姿勢変化の状態分析を
行った．本研究の実験から，圧力センサによって座圧を測定し面圧中心位置の変化を見ることで，着席者の疲労の状態や集中の度合いを把握することができるこ
とがわかった．
テーマ：ドローンを利用した構内案内システムの設計
担当：三浦翔平（専攻科2年）
概要：
本
研究では，複数のローターを搭載したヘリコプターであるドローンを利用した構内案内システムの設計を行う．構内にはドローンを移動させるためのラインを
設け，ドローンは，下向きに搭載されたカメラによって，ラインをトレースするように移動する．そして，特定の場所には，特別なマーカーを設置し，自己位置
の認識と特定の場所の案内を実現する．特定の場所を認識した際には，利用者の持つ携帯端末にその場所の案内情報を表示する．